ROY ORBISONロイ・オービソン【LIVE! IN TEXAS】恥ずかしながら、ロイ・オービソンの事を知ったのは【トラベェリング・ウイルベリーズ】というグループの曲からです。このバンドはジョージ・ハリスン、ボブ・ディラン、トム・ペティ、ジェフ・リンが結成したバンドだったのです。そしてロイ・オービソンもいました。このバンドが出したアルバムはかなりヒットしたし、私もかなり気に入りました。 それでロイ・オービソンの事を知りたくなりました。そしたら、1950年代後半から活躍していた、大変な人だったことが分かりました。 「オンリー・ザ・ロンリー」は1960年英NO1 「イッツ・オーバー」は1964年英NO1 「クライング」は1961年米NO2 などなど、そしてなんと言っても「オー・プリティ・ウーマン」は1964年英米ともNO1のミリオンセラーヒットを記録。この曲は【ヴァン・ヘイレン】が取りあげて、こちらも大ヒットを記録しています。ロイ・オービソンでヒットした曲とは知りませんでした。 【トラベェリング・ウイルベリーズ】ではロック色の強いポップな音楽をやっていたけども、60年代のアルバムを聴いてみると、ソフトでアダルトなポップスが聴けます。70年代は、この人の話題はほとんど聞くことはなかったから、80年代後半になって見直し機運がたかまったのだろうか。 気に入ってしまった私は、即LD盤のライブを買ってしまいました。時は1990年。 この【LIVE! IN TEXAS】はロイ・オービソンの故郷テキサスで収録されたもので、小さなライブハウスのようだけど熱演が伝わってきます。たった9曲の演奏でありながら、前記のヒット曲は全て演奏されています。お客さんの反応も暖かいです。 ロイ・オービソンの人柄が伝わってきます。声がソフトでまろやか、言葉の一つ一つをはっきりと噛みしめるような歌い方、耳に自然に入ってきます。 カントリーからポップス、ロックまでジャンルを超えた彼独特のソウルフルな歌声が聴きとれる素晴らしいライブ作品です。 (ロイ・オービソンは1988年トラベェリング・ウイルベリーズの曲がヒットの最中、52歳で他界してしまいました。ファンになったばかりでこれからという時に残念な気持ちでいっぱいになりました。そんな想いをもった人はきっと数知れないでしょう。) ジャンル別一覧
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